2011年09月21日
サバニ帆漕レース、その2
座間味島の阿真ビーチ。
「ワァン、ワァン、ワァン、ワァン…」けたたましい、
クマゼミやなんとかゼミの鳴き声と暑さで目が覚める。
時計をみると朝6時、空はすで明るい。
いつもなら寝ている時間だが、全く眠気を感じない。
昨日は何時に寝たのだろうか。
「ワァン、ワァン、ワァン、ワァン…」けたたましい、
クマゼミやなんとかゼミの鳴き声と暑さで目が覚める。
時計をみると朝6時、空はすで明るい。
いつもなら寝ている時間だが、全く眠気を感じない。
昨日は何時に寝たのだろうか。
プライベートだからというわけではないが
座間味へ行く前から時間を気にせず、
できるだけ裸足で過ごそう、と決めていたのだ。
だから、靴なんかもちろん靴下も持ってこなかったし、
腕時計も置いてきた。携帯電話もほとんど
電源を切っていた。
テントから出て海を眺めていると、ときどきウミガメが顔を出しては
呼吸をして、また潜っていく。朝ご飯を食べているようだ。
人間の方も朝食の時間だ。サンドウィッチを
ぺこぺこのお腹に入れる。
今日のフェリーで
毎年、上位になる「海想」「女海想」「源丸」の
強豪チームが座間味入りの予定。
そのチームが見ても笑われないよう、
ある程度サバニを操れるチームにならなければ。
なんてったって、スキッパーも漕ぎ手もほとんど
「初めて」のメンバーなのだ。
座間味へ来てようやくサバニを海へ浮かべる。
アウトリガーがあり安定しているので
ひっくり返る心配はなさそうだ。
とりあえず目の前の無人島「嘉比島」へと向かうことにした。
パドリングは軽く、景色をみる余裕もある。
風を味方につけたサバニのスピードは
カヤックとは比べものにならないくらい速いので
風を感じながら漕ぐことができる。
海水もわずかだがかぶるので
暑さはほとんど感じない。
ただ、日差しがじりじりと肌に突き刺さる。
おまけに海面からの照り返しも強烈だ。
それでも笑いがこみ上げてくる。
なんにもない海で、ただただ漕いでいるだけなのに
笑いが止まらない。
他人から見れば太陽の暑さで頭がイカレてしまった
のではないかと思うほどに。自然とニヤけてしまうのだ。
この調子ならレースで優勝できるかもしれないと
錯覚するほど、無人島の嘉比島にラクに到着してしまった。

↑嘉比島へ到着
無人島にいた観光客がサバニに近づいてきた。
「へぇーこれで、那覇まで漕ぐのですか?」
私の人生で胸を張れる数少ない瞬間である。
「そりゃ、もう、乗りこなすには何年、
いや何十年もかかりますよ」と大ボラを
吹きたいところをグッとこらえ、
「誰にでも漕げますよ」と
笑いながら謙虚に答える。
漕いでいた時間より長くゆっくりしたあと、
先ほど出港した場所を目指す。
ちょうどフェリーも港に入っていくところで、
何人かがこちらに向かって手を振っていた。
フェリーの後に続き入港。
これまた役場近くの食堂でステーキ定食(¥680!!)を食べ、
午後の練習を開始。
このとき、午後の練習に恐ろしいことが起こるとは
誰も予測できるはずもなく
「今年は優勝だ―!!」と叫びまくるのだった。
つづく
スタッフ:タマエ
「サバニ帆漕レース、その1」を見逃して
しまったー!!という方はこちらをどうぞ。
座間味へ行く前から時間を気にせず、
できるだけ裸足で過ごそう、と決めていたのだ。
だから、靴なんかもちろん靴下も持ってこなかったし、
腕時計も置いてきた。携帯電話もほとんど
電源を切っていた。
テントから出て海を眺めていると、ときどきウミガメが顔を出しては
呼吸をして、また潜っていく。朝ご飯を食べているようだ。
人間の方も朝食の時間だ。サンドウィッチを
ぺこぺこのお腹に入れる。
今日のフェリーで
毎年、上位になる「海想」「女海想」「源丸」の
強豪チームが座間味入りの予定。
そのチームが見ても笑われないよう、
ある程度サバニを操れるチームにならなければ。
なんてったって、スキッパーも漕ぎ手もほとんど
「初めて」のメンバーなのだ。
座間味へ来てようやくサバニを海へ浮かべる。
アウトリガーがあり安定しているので
ひっくり返る心配はなさそうだ。
とりあえず目の前の無人島「嘉比島」へと向かうことにした。
パドリングは軽く、景色をみる余裕もある。
風を味方につけたサバニのスピードは
カヤックとは比べものにならないくらい速いので
風を感じながら漕ぐことができる。
海水もわずかだがかぶるので
暑さはほとんど感じない。
ただ、日差しがじりじりと肌に突き刺さる。
おまけに海面からの照り返しも強烈だ。
それでも笑いがこみ上げてくる。
なんにもない海で、ただただ漕いでいるだけなのに
笑いが止まらない。
他人から見れば太陽の暑さで頭がイカレてしまった
のではないかと思うほどに。自然とニヤけてしまうのだ。
この調子ならレースで優勝できるかもしれないと
錯覚するほど、無人島の嘉比島にラクに到着してしまった。

↑嘉比島へ到着
無人島にいた観光客がサバニに近づいてきた。
「へぇーこれで、那覇まで漕ぐのですか?」
私の人生で胸を張れる数少ない瞬間である。
「そりゃ、もう、乗りこなすには何年、
いや何十年もかかりますよ」と大ボラを
吹きたいところをグッとこらえ、
「誰にでも漕げますよ」と
笑いながら謙虚に答える。
漕いでいた時間より長くゆっくりしたあと、
先ほど出港した場所を目指す。
ちょうどフェリーも港に入っていくところで、
何人かがこちらに向かって手を振っていた。
フェリーの後に続き入港。
これまた役場近くの食堂でステーキ定食(¥680!!)を食べ、
午後の練習を開始。
このとき、午後の練習に恐ろしいことが起こるとは
誰も予測できるはずもなく
「今年は優勝だ―!!」と叫びまくるのだった。
つづく
スタッフ:タマエ
「サバニ帆漕レース、その1」を見逃して
しまったー!!という方はこちらをどうぞ。
Posted by neosアウトドア at 19:57│Comments(0)
│その他いろいろ
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。