サバニ帆漕レース、その4
こうして、
生き延びたサバニメンバーは
生きているうちにビールを!ということで
早々と練習を切り上げたのだった。
夜もご飯を食べながら
昼に起こった事件の話題となる。
↑太陽が沈みかけ、月や星が踊りだす。
「いやぁ、今日は死んだかと思いました。」
「アウトリガーが真上にきてましたからねー。」
「目の片隅に三途の川が見えたぞ!!」
「それで舟はなぜ傾いたんだ?」
「舟は傾きたかったんですよ。
まっすぐ進むことに嫌気がさして。」
「ま、なにはともあれ、今日のビールは格別にウマい」
などなど、、。ほとんどくだらない話ばかり
で夜が過ぎていったのであった。
空を見上げると満天の星空。
簡単な星座すら探せないほどだ。
じっと見ていると星が全部
落ちてくるんじゃないかと
錯覚するほどに。
散歩途中であろう観光客が、
「プラネタリウムみたいー」と
言っていた。
「本物に向かって偽物みたいとは
なにごとだ!!」と言ってやりたかったが、
こういう星空を機械でしか見ることが
できない世の中になってしまったんだ
と少し寂しくなってしまうのだった。
朝、セミの鳴き声と暑さで目が覚める。
テントの場所を風通しの良い場所に
移動したのが良かったのか、
それとも死ぬ思いをして身体も精神も脳みそも
疲れ切っていたからなのか
気持ちよく眠ることができた。
しかし朝からうるさい奴らだ、セミという生き物は。
こんな早朝に鳴かなくてもいいだろうに。
せめてキャンプをしている人がいるときは鳴き出すのを
もう少し遅くする配慮はないのかね。まったく。
と、人間だったら言われているだろうなと
くだらないことを考えながら仕方なくテントから出る。
↑丸見えだが、快適。
今回のキャンプ生活はメンバーほとんどが
テントだったのだが、
タープの下にコクーンの蚊帳、という
スタイルのメンバーもいた。
なるほど、そうすることによって
熱帯夜でも快適に眠ることができるのだな
と感心していたが、
朝、そのタープ蚊帳を何気に見てみると
中の人間が丸見えではないか。
しかも、おしりをポリポリかいている
ところまでもが見えてしまっている。
なるほど、恥をすて快適さをとるか、
恥を捨てず暑さを我慢するか
なのだな。と
一人感心してしまうのであった。
おまけ
↑キャンプには場違いなものが写りこんでいる。
しかし、そのおかげでホカホカのご飯を食べることができたのだ。
つづく
サバニ帆漕レース、その1
サバニ帆漕レース、その2
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