大宜味村の山

neosアウトドア

2008年12月27日 10:42

今年も残すところあとわずか。

今日はポカポカ陽気ですが、
昨日はは風も強く、冬らしい寒さでしたね。

そんな寒い一日でしたが、ちょっと足を延ばして山歩きに行ってきました。
今回のコースは
塩屋富士~クガニ岳~ボウジ森~ネクマチヂ岳の縦走コース。



ネクマチヂ山頂から振り返った山々。

写真左のピークが塩屋富士。
モコモコっとしたところがクガニ岳。

ちなみに後ろに見える島は古宇利島です。


いきなりですが、見たら幻滅してしまいそうな、塩屋富士山頂。
展望がないのが残念。


この「猪垣」の存在が大宜味の山の特徴。

これらは今から400年ほど前から大宜味の人々によって築かれたもので、
イモや農作物をヤマシシ(イノシシ)から守る、まさに村の生命線。

大宜味村全域を囲むように総延長30km以上にもなるもので、
「十里の長城」とも言われている。

人々は農閑期や、月夜の晩に
一つ一つ石を積み上げていったのだという。

いにしえの人々の苦労、歴史ドラマを垣間見るような貴重な文化遺産です。



いまやんばるの森では「アリモリソウ」がシーズンです。
このコース中にもたくさん咲いていました。
常に下を向いて咲いているのが、控え目でかわいいです。


(北)クガニ岳山頂から見た、塩屋富士方面。
南クガニ岳のピークと塩屋湾が見えます。


同じくクガニから見た、ネクマチヂ方面。
いちばん右奥のピークがネクマチヂ岳山頂。


ボチョウジの実が輝いていました。

やんばるの森では冬のこの時期でも(オールシーズン)こうやって
鮮やかな色に出会うことができます。

やんばるの森ならでは豊かな自然。


おっと、美しいものだけではありません。
このあたりの山は石灰岩の森で、ハブが多いことで有名。

昨日は出会えませんでしたが、、
寒かったので、ハブもお休み中だったんでしょうね。


好展望のボウジ森。
写っているのは、同行していただいた
沖縄ツーリスト山歩倶楽部(山旅ツアー)担当のTさん。
同じくツーリストのMさんも一緒でしたが、写ってません。Mさん、ごめんなさい。

写真ではわかりませんが、海側に遮るものがなく
最高の景色が望めます。
伊平屋・伊是名島も見えます。


ボウジ森から北側登山口(大宜見ハキンジョウ)までは
快適な散策路といった感じです。

北登山口には展望台、トイレ、駐車場などがあります。
一旦、こちらに降りて、登ること30分。
ネクマチヂ岳に到着。
頂上からは360°のパノラマ。
(当記事の最初の写真が頂上からのものです)


ナクマチヂ岳をさらに南に向かって降りると林道に出ます。
そちらにあった案内板。

塩屋富士からクガニ岳、ネクマチヂまで3.5kmほど。

途中いくつか登山口があり、いろいろなコース設定が可能です。
一度行ってみてはいかがでしょうか?

詳しい情報が欲しいかたはNEOSまでどうぞ!


~追伸~

沖縄ツーリスト山歩倶楽部さん主催の
県内トレッキングを年明け以降に計画中です。

実は昨日はその下見山行でした。
今回の山クガニ・ネクマチヂ岳も予定していますのでお楽しみに!!

詳しい日程が決まりましたら
またご案内させていただきます。
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